甲州街道の旅

5:小原宿〜上野原宿


    小原宿・・・JR中央線/相模湖駅

             神奈中バス/小原バス停

          小原宿本陣祭(11月)

    与瀬宿・・・JR中央線/相模湖駅

          与瀬神社例大祭(4月)

    吉野宿・・・JR中央線/藤野駅

    関野宿・・・JR中央線/藤野駅

     上野原宿・・JR中央線/上野原駅

                          富士急山梨バス/新町バス停


 〜小仏バス停・・小仏峠(548m)・・小原宿・・与瀬宿・・関野宿・・上野原宿・・上野原駅〜


 高尾からバスを利用して高尾山に登る人たちで駅前広場は溢れていた。その中におどろきの登山スタイルを発見だ。3千メートル級の高山に登るのかと疑る出で立ちだ。

 

 登山ブックに出てくるようなゴアテックスの雨具を着込んだ数人のグループだ。そのスタイルのままバスに乗り込んだが、車内の暑さに負けて脱ぎ出した。

 

 終点のバス停から先は舗装道路は消えて、久しぶりの登山道になり、張り切って登ることになった。数組の登山者が後を追ってきた。立派な登山靴で足元を固めている。やはりこの付近に高山があるのだろうか。

 

 ヒッホ、ヒッホと息を整えて登り、峠だ。峠は広いが崩れかけた茶店が淋しい。

ここから登山路の高尾山とか陣馬山に別れ、甲州街道は直ぐに下るコースだ。

 

 峠からの下り道は歩きやすく、小股にして、急ぎ足で降ると膝を痛めないと聴いたのでそれを実践した。それはおもしろい歩きだ。ジョギングのペースでサーと降りると、確かに膝に来ないし、楽だ。

 

 峠を下りるといよいよ国道を歩くことになった。わずか50センチ幅の側溝の蓋が歩道だ。車道とは白い線で仕切られているが、大型トラックは容赦なく通過して突風と轟音を残して去って行くだけだ。

 

 歩道は右側だけになり、曲がりくねった場所では、車が来ると垣根の影に逃れて通過を待つが、こちらも運転手と目が合いビックリの出会いとなる。

 

 今日の終点は上野原宿で日本橋から約73kmの地点になる。「上野原駅はどっちですか。」と通行人に尋ねると、「バスに乗りなさい。」との回答。

 

 街道歩き中なのでバスの世話になりたくない。直ぐそこが駅だろうと歩き始めたが、町の中央から標高差80mの急坂道を降りる羽目になり、疲れた足にはきつい。バスに乗ればよかった。

 

 舗装された歩道ではつまずいて峠下りのようにひょこひょこと急いで歩けないのが残念だ。

2015/4/23



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