〜穴山駅・・台ヶ原宿・・下教来石下バス停・・韮崎(泊)
甲州街道は崖と山に挟まれた場所になり、七里岩の上を通る道は(原路)と呼ばれ、別名「信州往還」とも呼ばれた迂回路である。
甲州街道は(河路)と呼ばれた道で、いまは国道20号線が堤防のような高さに造られている。
甲州街道は国道20号線から時々離れて昔ながらの家並みなる。
綺麗に刈り込まれた庭木はどこの家も見事であり、中でも松の枝を門の上にのばした姿が多い。その中で時折見かける空き家は、草が生い茂り、松の木は枯れ果てていた。
首に巻いたタオルは汗を吸い込んでグショグショになってきた。
汗で出た分の水を補給している意識はないが、自然とペットボトルを取り出しては飲んでいる。
1日に3本は空にして、その他に休憩したコンビニでは熱いコーヒーをがぶ飲み、すべて汗になる。
全身の汗だけでは放熱できないかと、鼻で息を取り入れては口から吹き出す呼吸をしたらこれが意外とよろしいようで、歩調にあわせてスー、プーを続けることにした。犬は偉いなあ。
日陰を見付けて歩きたいが太陽は中点に来てしまいどこにも影が見つからない。
麦わら帽子の影だけが頼りだが、緩やかな坂道を来ているので海抜は500mぐらいになってる。理論上では先ほどより気温は5℃低くなり、それでも手持ちの温度計は30度越えている。下よりは涼しいと思うことにした。
台ヶ原宿の道は真っ直ぐの上り坂で途中に信玄餅のお店があった。ここの信玄餅はスーパーで売られているものと多少の違いがありそうだ。
冷たくて美味しいわき水をたらふく飲んだ。ここは「道の駅はくしゅう」だ。ちかくにサントリー白州の工場がある。水が旨いはずだ。
時間を気にしながら急ぎ足で目の前の坂道を登り、バスの発車時刻の10分前に到着だった。
今日も慌ただしく1日が過ぎた。
2015/7/24