東海道の旅

5:外郎薬とお菓子


(昔話)・・嫁田の話

(昔話集)・神奈川県の昔話

(口上)・・外郎売り



小田原宿・・・JR東海道線/小田原駅

       小田原梅まつり(2月)

(畑宿)・・・小田急線/箱根湯本駅

          箱根登山バス/畑宿バス停

       箱根神社春の大祭(2月)

 



〜国府津駅・・小田原宿・・畑宿・・箱根湯本駅〜


 酒匂橋から広い河原の向こうに丹沢の山々が見える。雪を被った白い姿の富士山だ。

反対側に自動車道路の長い橋が有り、それから先は海だ。

 歩みを進めると富士山の姿は山に隠れてしまい。再会は箱根を登った芦ノ湖の湖畔からになる。

 

 飯時だ。街道には食堂は無いようだし、小田原駅に出れば沢山のお店があるだろうが、そこまでお腹は待ってくれない。カマボコ製造のお店が数軒あったが、昼飯にカマボコでは足らないや。

 

 ウロウロと街道を探していると、車に乗りかけていたおばちゃんが「ここの定食は美味しいよ。」と声をかけてきた。「茶わん蒸しが付いてくるよ。」と誘われて目の前のお店へ。

 

 金魚鉢が置かれた飲み屋さんだった。丸々とした金魚は食べられそうだ。鯛の塩焼き定食がおすすめ、出汁のきいた味噌汁、熱々の茶わん蒸しが出てきた。

 

 再び歩道を歩く。城の形をした(ういろう屋)に入り、万能薬と(ういろう)を購入だ。

小田原の市街地を抜けると登り坂になり、向かい側から強い風が吹き付けてきた。

 

 薄赤色をしたサクラが満開だ。道路に沿って咲いている。

谷を挟んだ左手の山すそに自動車道路だ。(箱根ターンパーク)だろう。満開のサクラと「カマボコの鈴廣」を発見、トイレを借りたついでにコーヒーとケーキを注文。

 

 箱根湯本駅が近くになると、街道は左の川を渡り、いよいよ箱根山の登りに入る。

急坂に添った商店街を抜けると木々に覆われた山に入った。うねうねと登りが続いている。

 街道の右側は落ち込み、下に流れる川沿いに湯本温泉の旅館が点在している。

 

 今回の終点地はホテル前のバス停を予定していたが、1時間前に到着できて早めのバスで下山することになったが、バスの到着まで30分間ほど待つことになるので、次の停留所まで行こーと。急坂を登った。

2つ先のバス停にたどり着いた。

 

 そこの海抜は400mだろうか、箱根湯本駅付近の海抜は100mで軽く登ってこられた。

芦ノ湖は海抜723mあり、この調子ならに箱根越えができるかな。中山道の和田峠よりも楽かも。

 

 東海道の難所、箱根峠は海抜846mが最高地点になる。

ちなみに和田峠は1531mで和田宿からの標高差は700mだった。標高差は同じ程度だ。

2016/3/3


 

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