〜国府津駅・・小田原宿・・畑宿・・箱根湯本駅〜
酒匂橋から広い河原の向こうに丹沢の山々が見える。雪を被った白い姿の富士山だ。
反対側に自動車道路の長い橋が有り、それから先は海だ。
歩みを進めると富士山の姿は山に隠れてしまい。再会は箱根を登った芦ノ湖の湖畔からになる。
飯時だ。街道には食堂は無いようだし、小田原駅に出れば沢山のお店があるだろうが、そこまでお腹は待ってくれない。カマボコ製造のお店が数軒あったが、昼飯にカマボコでは足らないや。
ウロウロと街道を探していると、車に乗りかけていたおばちゃんが「ここの定食は美味しいよ。」と声をかけてきた。「茶わん蒸しが付いてくるよ。」と誘われて目の前のお店へ。
金魚鉢が置かれた飲み屋さんだった。丸々とした金魚は食べられそうだ。鯛の塩焼き定食がおすすめ、出汁のきいた味噌汁、熱々の茶わん蒸しが出てきた。
再び歩道を歩く。城の形をした(ういろう屋)に入り、万能薬と(ういろう)を購入だ。
小田原の市街地を抜けると登り坂になり、向かい側から強い風が吹き付けてきた。
薄赤色をしたサクラが満開だ。道路に沿って咲いている。
谷を挟んだ左手の山すそに自動車道路だ。(箱根ターンパーク)だろう。満開のサクラと「カマボコの鈴廣」を発見、トイレを借りたついでにコーヒーとケーキを注文。
箱根湯本駅が近くになると、街道は左の川を渡り、いよいよ箱根山の登りに入る。
急坂に添った商店街を抜けると木々に覆われた山に入った。うねうねと登りが続いている。
街道の右側は落ち込み、下に流れる川沿いに湯本温泉の旅館が点在している。
今回の終点地はホテル前のバス停を予定していたが、1時間前に到着できて早めのバスで下山することになったが、バスの到着まで30分間ほど待つことになるので、次の停留所まで行こーと。急坂を登った。
2つ先のバス停にたどり着いた。
そこの海抜は400mだろうか、箱根湯本駅付近の海抜は100mで軽く登ってこられた。
芦ノ湖は海抜723mあり、この調子ならに箱根越えができるかな。中山道の和田峠よりも楽かも。
東海道の難所、箱根峠は海抜846mが最高地点になる。
ちなみに和田峠は1531mで和田宿からの標高差は700mだった。標高差は同じ程度だ。
2016/3/3