〜本庄駅・・本庄宿・・新町宿・・新町駅〜
朝は少し冷えたが絶好の中山道日和、「本庄駅」から少し行くと今日は埼玉県の県境を越せるのだ。
いよいよ中山道に入ることになったが、その手前に大きな楠木のある神社を訪ねた。
中山道の正面に真白な山が控えていた、浅間山だ。富士山にそっくりな美しい裾野があった。
家の途切れから遠くに日光の男体山だ。その左手は日光白根山、そこも白い頂があった。
山が見える場所まで進むと、赤城山と榛名山があり、遠くに真っ白な上越の山々だ。
ここは埼玉県の外れの町である。
4km程行くと神保原駅が左手奥に見えた。古くて懐かしい駅舎がそこにあった。
天気は上々、上着を脱いでザックに入れ、まだ暑いのでまた脱ぎ、腕まくり状態になる。
いよいよ県境の神流川を超えるところまで来た。長い橋に狭い歩道が取り付けられていた。
群馬県側から自転車がきた。とても避けられるスペースが無いので、車道側を背にして避けたが
トラックめ、背負ったザック、ギリギリに走ってきた。
ここは群馬県、後ろに埼玉県の標識があった。
結婚式場かと思われたが、お菓子の工場で見学は無料だとガードマンが教えてくれた。
建物から出てくる人達は一様に紙袋を下げていた。受付でここがラスク工場と知った。
ラスク?フランスパンを薄切り、バターとちょっぴりの砂糖が振りかけているあのお菓子が
コンベアとロボットを使っての流れ作業。今は2交代で、年末は3交代で24時間製造?
ここから全国に配送!全部誰かのお腹に入る。ものすごい食欲、日本もこれなら安泰だと変な安心感とともに工場ツアーは終了。歩き疲れたし、のどを潤しながらもらったラスクを味わう。
お帰りはこちらと、お土産コーナーに自然と誘われてみんなと同じ紙袋に今日の収穫を入れた。
2012/3/27