中山道の旅

8:本庄宿・新町宿


(昔話)・・知らぬが仏



新町宿・・JR高崎線/新町駅

     新町山車祭り(8月)

     


〜本庄駅・・本庄宿・・新町宿・・新町駅〜


 朝は少し冷えたが絶好の中山道日和、「本庄駅」から少し行くと今日は埼玉県の県境を越せるのだ。

 

 いよいよ中山道に入ることになったが、その手前に大きな楠木のある神社を訪ねた。

 

 中山道の正面に真白な山が控えていた、浅間山だ。富士山にそっくりな美しい裾野があった。

家の途切れから遠くに日光の男体山だ。その左手は日光白根山、そこも白い頂があった。

山が見える場所まで進むと、赤城山と榛名山があり、遠くに真っ白な上越の山々だ。

 

 ここは埼玉県の外れの町である。

 

 4km程行くと神保原駅が左手奥に見えた。古くて懐かしい駅舎がそこにあった。

天気は上々、上着を脱いでザックに入れ、まだ暑いのでまた脱ぎ、腕まくり状態になる。

 

 いよいよ県境の神流川を超えるところまで来た。長い橋に狭い歩道が取り付けられていた。

群馬県側から自転車がきた。とても避けられるスペースが無いので、車道側を背にして避けたが

トラックめ、背負ったザック、ギリギリに走ってきた。

 

 ここは群馬県、後ろに埼玉県の標識があった。

 

 結婚式場かと思われたが、お菓子の工場で見学は無料だとガードマンが教えてくれた。

建物から出てくる人達は一様に紙袋を下げていた。受付でここがラスク工場と知った。

 

 ラスク?フランスパンを薄切り、バターとちょっぴりの砂糖が振りかけているあのお菓子が

コンベアとロボットを使っての流れ作業。今は2交代で、年末は3交代で24時間製造?

 

 ここから全国に配送!全部誰かのお腹に入る。ものすごい食欲、日本もこれなら安泰だと変な安心感とともに工場ツアーは終了。歩き疲れたし、のどを潤しながらもらったラスクを味わう。

 

 お帰りはこちらと、お土産コーナーに自然と誘われてみんなと同じ紙袋に今日の収穫を入れた。

2012/3/27



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