中山道の旅

34:今須宿・柏原宿


(民話)・・だきついてくる白骨



今須宿・・JR東海道線/関ヶ原駅

     関ヶ原コミバス/今須西町バス停

柏原宿・・JR東海道線/柏原駅


 〜関ヶ原駅・・今須宿・・柏原宿・・柏原駅〜米原(泊)


  太平洋側に低気圧が発生して、関東地方に初雪があるらしい。今回は大雪で有名な関ヶ原を通過するのだが。

 

 雪山登山の装備を用意した。これなら大丈夫とダウンジャケット、ゴアテックス雨具から傘と

もし峠道で雪が積もっていても安全に歩ける「軽アイゼン」までザックに押し込んだ。

小さめのザックはパンパンになり、出発直前に大きめのザックに入れ替えることとなった。

 

 計画では家を午後に出発し、大垣で一泊して関ヶ原から歩く予定だったが、当日に少しでも進めば、もしも、雪になり歩きに影響が出ても大丈夫と思い、早立ちすることにした。

 

 昼頃に関ヶ原駅、これから8km先の柏原駅を目的地にした。僅かな登り坂になって、ここは今須峠だ。

 

 期待して準備した雪は皆無だ。

雪吊りした松の木だ。金沢の兼六園でお馴染みだが、この付近は各家の庭に雪吊り松がある。

竹の柱から、何本もの縄が松の枝を支えて、雪の重みから守るのだろう。

 

 幅と深さが40cm程の溝を挟んで2本の石の道標に(岐阜県)(滋賀県)とあった。

ここが県境?美濃の国と近江の国の国境だ。はて、道標の間の溝の所在は何県だろうか?

 

 滋賀県に入ると急に寒い。まだ2時半過ぎだが夕暮れの寒さだ。雨がパラツキ出してきた。

玄関先の泥落としマットにニャンコの塊だ。3匹が重なり合って一斉にこっちを見つめていた。

 

 顔の毛が黒か黒しまの模様の八割れで、真っ白な体毛が暖かそうだ。

 

おや、塊の下からもう一匹顔が出てきた。兄弟なのかなあ。近くで親ネコもこっちを見ていた。

数軒ほど先で、またニャンコの塊を発見だ。                              

                                        2013/12/19



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