中山道の旅

19:奈良井宿


(伝え)・・うなり石



奈良井宿・・JR中央線/奈良井駅

        鎮神社例大祭(8月)


〜贄川駅・・奈良井宿〜奈良井駅〜


 塩尻駅前のビジネスホテルで、まだ暖房は入れないけど寒くなるのでと、毛布を貸してくれが、

朝方の寒さで目覚めてしまった。

 朝食は無料で、なくなり次第に終了とのこと。早めに食堂に急ぐ。

 

 今日のコースは贄川駅から奈良井宿まで7kmと近い。秋晴れの上天気、これなら2時間かければ楽に到着するか?

 

 冷たい北風が松本盆地から吹き込んたが、奈良井宿に向かう追い風で、楽に歩が進んだ。

途中に漆塗りの看板を掲げたお店が沢山あり、屋号が書かれたが木札が民家に下がっていた。

 

 山の頂上付近がやっと色づいてきたが、まだほとんどが緑で、あと数週間ですばらしい紅葉になるだろう。両側が山、そこに奈良井川が流れ、コンビニのある19号線と古い宿場が残る中山道があり、山沿いに中央線のレールがあった。そこを特急か、急行が走ってきた。手を振ったが気付かないか、恥ずかしいのか、手を振る乗客の姿はない。

 

 途中で栗の誘惑に負けて拾い出し、どこで道を間違えたのか墓場に入り込んでしまった。約束の11時だ。急ぎ足になった。

 

 奈良井駅でハッピを着たガイドさんが来た。

古中山道の杉並木を見て、奈良井宿の町並みを案内してくれた。

 ここは現存する宿場の中では最大規模で、1kmも続いて、鳥居峠に向けて道の両側には黒ずんだ江戸時代の建物群であり、低めの2階建て、立て格子、そこは旅籠か、漆塗りの食器、櫛などを売っていた店だったのか。

 

 お土産屋さんに入った。狭い店内、壁には様々な品物が飾ってある。

通路に椅子があって、すかさず暖かい桜湯と漬け物が出てきた。

 (仏心)と書かれた色紙をもらい、漆塗りの軽い木製カップでコーヒーも頂いてしまった。

 

 塩尻駅に戻り、急いで土産を買い、またあの恐ろしスーパーあずさに乗車だ。そうだ停車中にトイレに行こう。食堂のメニューにキムタクご飯とあったがあれは何だろうか。

2012/10/19



奈良井宿の先に鳥居峠



次は何処の宿場へ