中山道の旅

14:塩名田宿・八幡宿・望月宿・芦田宿・長久保宿


(昔話)・・力ばあさま

(民話集)・石にまつわる民話・昔話



 塩名田宿・・JR北陸新幹線/佐久平駅

        千曲バス/塩名田バス停

      塩名田宿・宿場祭り(10月)

八幡宿・・・・・千曲バス/八幡バス停

望月宿・・・・・千曲バス/望月ターミナル

芦田宿・・・・・千曲バス/芦田バス停

 


佐久〜塩名田宿・・八幡宿・・望月宿・・芦田宿・・長久保宿・・下諏訪駅〜


 バスは昨日の大嵐だった23番目の宿場、塩名田宿に着いた。静かで、すばらしい家並みが続いていた。

 

 今日の足はいつもと違うのが気になったが、まあこれくらいなら大丈夫と決めたのが、最悪の結果を招く。昨日はだいたい25km、今日はそれと同じくらい歩いて和田峠の入り口まで進まないと、と気は焦るが頭と足の意思がばらばらだ。

 

 足の小指が地面に触れると痛いのだ。地面に着いたときだけで我慢できる痛さであった。親指も痛み出す。

「えいしょ、こらしょ」とかけ声を出して歩けば、このまま続けて歩けそうだ。

 

 狭い中山道は上り、降りの坂が歩行を邪魔していた。

望月宿だ。ここは更に急坂、酒蔵があり、そのあたりに数人が日陰で写生していた。

嬉しそうに酒瓶を抱えたグループがあった。この酒造所とあとで意外な出会いとなる。

 

 長い上り坂の標高900mの笠取峠である。綺麗な石畳。これと並行した国道を轟音を立ててトラックが行く。ここの松並木(1km)は涼しいらしいが、背後からの風では有り難みはない。東屋に入ると寒いくらいの風が吹いてきた。

 

 それもつかの間で、再び舗装道路だ。キリギリスの声が続いていた。

中山道は左に曲がり、ここいらで冷たい物を食し、多少は元気を取り戻すが、おかしな足を見たくない。もしここで傷を見たら先に進む勇気は萎えてしまう。ここは27番目の長久保宿だった。

 

 雷雨だ。コンビニで買った傘を左手で差して、右手にストックを持って足をかばいながら前に進む。宿の車で和田宿を見学してから地元の温泉に行き、温めの温泉に浸かる。ここで擦り剥けた足に出会った。これはすごいことになっている。和田峠越えを諦め、諏訪の病院で仮治療して帰宅となった。靴は履けない状態で片足に病院でくれたスリッパを履いて駅の構内を歩くことになった。

 

 近所の外科の院長が望月宿の酒屋の出身だ。傷は熱い道路での火傷が原因と大反省。全治10日間だ。

2012/7/30



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