〜五百川駅・・本宮宿・・南和田宿・・北和田宿・・二本松宿・・二本松駅〜
早朝からまぶしい太陽だ。梅雨開けしたらしいが天気予報は曇りのままである。
昨日は夕食にまたデパートへ向かった。受付の案内係に聞くと(もうラストオーダーは終わりました。)の答、周りの店員は片付け始めている。
地下のお店で値引きになった弁当を仕入れたが、6時ならこれからの時間なのに田舎は早いや。
五百川駅前から奥州街道までは田んぼの一本道で、道路脇に小さな花畑が出現したり、足音に逃げ出すドジョウの姿があったり、小旗に雨蛙がしがみついていたが、干からびないか心配だ。急な日照りでカラカラになった長さ10センチほどの大ミミズが道のあちこちに横たわっている。
僅かな風が吹いて猫じゃらしの穂を揺らしてくる。南からの風だ。今日は暑いだろうな。真っ青な空に小さな雲が浮いている。これから向かう北の空は暗い雲の帯だ。梅雨前線だろうか。
西に低い雲に覆われた(安達太良山)だ。1700mの頂上は涼しいだろうな。
東側の低い山並みの向こうにあの原発だ。50kmも離れているが、終息はいつなのか。
家の屋根瓦が光っているが除染で雑巾がけしたのだろうか。それともつやのある屋根瓦なのか。
昼飯の場所は車が通らないで、平らな所で木陰のあるお寺の入口だった。人も来ないのか、蚊は居ないし、時々風が吹き抜ける絶好の場所だ、しかし食べ始めると、頭上が騒がしくなってきた。垂れ下がった梢のズーと上の方から聞こえる。
「こんな所で飯を食ってるよ。」とか「おかずが貧しいね。」とか「今日は暑いや。」と話をしているのだろうか。「クワックワッ」「ガーガー」と、カラスの群れがけたたましく鳴いていた。
体中が汗で粘りついてきた。指をなめると塩味がキツい。
汗で噴き出した分、かなりの量を飲んでいた。冷やしたソルティライチは甘みとライチの香りがして飲みやすく、4本を飲んでしまった。
コンビニで買い求めて半分は飲み、残りをザックで背負うがすぐにお湯になってしまうのだ。口直しにお茶を飲んだり、牛乳、アイスコーヒーを飲んだが、全部汗になり蒸発したのだろうか。
2016/7/29