中山道の旅

40:大津宿


(妖怪伝説)・・鉄鼠(てっそ)



大津宿・・JR東海道線/大津駅

     大津祭(9月)


〜石山駅・・大津宿・・大津(泊)


 今回で中山道の長旅は終わりになる。目標がなくなるようで寂しい気持ちがしてきた。

 

 時間調整のために石山駅前からバスで石山寺に立ち寄ることにした。

西国13番札所と刻まれた石塔と、仁王門には大きな石山寺と書かれた提灯が出迎えてくれた。

 

 参道の両側は芽吹き始めたモミジの木が続いていた。秋は綺麗だろうなあ。

本堂に上る階段を見つけ、太い竹竿が通せんぼしているようだ。仕方なく裏手の道まで下る。

あの竹竿は階段を下りないで別の道を帰る一歩通行を示すものだった。秋になるとここは多くの観光客でごった返すに違いない。本堂内部も一方通行であった。

 

 大津宿に向けて歩きたいが東海道はどこだろう。

道は狭いが歩道があって、曲がり角の電柱には「東海道」の看板があり見つけやすい。

 

 街道の右側、家と家のと間から琵琶湖が見えた所もある。この付近は埋め立て地のようだ。

左側は高い垣根を巡らした大きな工場が続いた。

 

 石山駅から大津駅まではわずかな距離だ。明日で中山道の旅はおしまいになるので、今日の夕食は前祝いにして、覚悟を決めて近くの(琵琶湖ホテル)で豪華なディナーにする。

   

 ライトアップした大きな噴水が見える場所に案内された。

それから4時間の夕食、大皿にチョコットの料理だがどれも美味しいのだ。

あれまあ、もうこんな時間だ。始めに何を食べたか忘れてしまった。

 

 雨がやんで対岸の町明かりが見えた。キラキラの灯りを点けたの遊覧船が2隻、近くの港に到着した。

 

 たらふく食べた。旨かった。最後のコーヒーの香りが宿まであった。

安宿に戻り、たまにはねえと確かめて、食前に飲んだ消化剤が残念だが利いてきたようだ。

2014/4/20



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